皆さんは配当金をどのように計算し、管理していますか?
「配当金を管理するのが面倒…」「どの銘柄がどれだけの配当を出すのか把握したい!」
そんな悩みを解決してくれるのが「配当金管理アプリ」です。
しかし、現在さまざまな配当金管理アプリがリリースされており、どれを選べばよいのか迷ってしまう人も多いはず。
今回は配当金管理に特化した3つのアプリを実際に使ってみたので、それぞれの特徴や使い勝手を徹底比較していきたいと思います。
- 配当管理
- 配当キング
- ハイトン
この記事を読めば、自分にあった配当金管理アプリが見つかりますよ!

私は2019年からNISAを取り組み、現在、1000万以上の投資を行っています。現在、含み益は500万円以上を達成しています!
今回は私も使っている「配当金管理アプリ」について解説します。
配当金管理アプリでできることは?
配当金管理アプリを使うと、以下のようなことが簡単にできます。
エクセルや手書きで管理するよりも圧倒的に手間が省けるため、配当投資をしている人には必須とも言えるツールです。また複数口座を持っている場合、証券口座のアプリでは管理できないので配当金管理アプリが便利です。
- 年間配当金額および年利を計算
- 配当ポートフォリオを円グラフで管理
- 保有銘柄ごとの配当金を自動計算
- 月ごとの配当予定をグラフで可視化
今回紹介する3つのアプリは上記すべての機能があり、大差なく使用可能です。
年間配当金額および年利を計算
現在の投資額に対する 年間配当金額 や 配当利回り(年利) を自動で計算してくれます。
これにより、「年間どれくらいの配当金がもらえるのか?」「配当利回りがどのくらいあるのか?」を リアルタイムで把握 できます。
目標の配当収入に向けて、どのくらいの投資が必要なのかを計算する際にも役立ちます。




最近は税引前、税引き後どちらも無料版で表示してくれるようになりました。とても便利です。
上の画像は「配当管理」アプリの画像ですが、他の3つのアプリでも同じ機能があります。
配当ポートフォリオを円グラフで管理
保有している 株式やETFの配当金ポートフォリオを 円グラフ で可視化できます。
「銘柄別」「セクター別」「景気影響別」など、自分のポートフォリオのバランスを一目で確認できるため、投資戦略の見直しがしやすくなります。
また、特定の銘柄に投資が偏りすぎていないかを確認し、 リスク分散のチェック にも役立ちます。




保有銘柄ごとの配当金を自動計算
保有している 個別銘柄ごとの年間配当額 を自動計算できます。


エクセル管理では都度手入力が必要ですが、配当管理アプリなら リアルタイムの配当情報を反映 してくれるため、常に最新の情報をもとに管理できます。
また、配当の増配や減配があった場合にも自動で更新されるため、いちいち情報をチェックして計算し直す手間が省けます。
月ごとの配当予定をグラフで可視化
月ごとの 配当金の受け取り予定 を グラフ表示 してくれます。


これにより、「毎月どのくらいの配当金が入るのか?」や「配当の受け取りが偏っていないか?」を確認でき、計画的な資産運用が可能になります。
例えば、「年間を通じて安定的に配当を受け取りたい」という場合は、異なる配当月の銘柄を組み合わせる戦略を立てることができます。
配当金管理アプリでできないこと
これまで、3つの配当金管理アプリでできることを説明しましたが、できないこともあります。
3つのアプリは有料会員でも低価格となっているため、こればかりは仕方がないかもしれません。
手入力が面倒という方には「カビュウ」というアプリがおすすめです。「カビュウ」であれば証券口座と連携し自動で株数などを取得してくれます。複数口座を連携する場合は月額980円ですが、1口座だけなら無料で利用可能です。
3つの配当金管理アプリの特徴(メリット・デメリット)
では、おすすめの配当金管理アプリを使ってみた結果を詳しく見ていきましょう!
- 配当管理
- 配当キング
- ハイトン
1. 配当管理


一番有名なのは「配当管理」ではないでしょうか。2020年5月にリリースされ、現在は30万ダウンロードを突破しており、高配当投資家には欠かせないアプリとなっています。
概要は以下の通り。
利用料 | 無料or有料版280円/月 |
米国株 | 対応 |
投資信託 | 対応 |
広告表示 | 無料版は一定期間で全画面広告 |
前の章で紹介したすべての機能が使用可能です。
配当管理の特徴
3つのアプリを相対的に比較した際の「配当管理」アプリの特徴は以下の通り。
配当管理の特徴
•余計な機能がなく、配当管理に特化しており、シンプルな構成で初心者でも使いやすい
本当にシンプルな構成となっているため、直感的でわかりやすいアプリです。「まずはこれでいいのでは」というアプリです。
「配当管理」のメリット・デメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
操作が直感的で、初めてでも迷わず使える 余計な機能がなく、配当管理に特化している 外国税額控除を加味した年間配当金額を出してくれる 日本株と米国株の配当ポートフォリオを分けて表示可能 | 詳細な分析機能は少なめ 無料版は一定期間で全画面広告あり 銘柄一覧が整理しずらい |
アプリの構成が直感的でわかりやすいのがいいですね。シンプルオブザ・ベスト!
円グラフも日本株と米国株を分けて表示できるのが管理しやすいと思いました。
デメリットとしては一定期間の全画面広告がすこし煩わしい点です。
外国税額控除を加味した表示
「配当管理」は税金の有無だけでなく、外国税額控除ありの場合の年間配当総額を計算してくれる優れものです。
右上の「後①」が税引き後表示、「後②」が外国税額控除あり表示となります。




米国株を含む外国株に投資する場合、売却時に利益がでた場合や配当受取時には現地(米国など)での課税と日本での課税の2重に課税されてしまいます。そこでこの2重課税を是正するため、外国税額控除という現地課税分を控除してくれる制度があります。(確定申告で実施できます。)
2. 配当キング


概要は以下の通り。
利用料 | 無料or有料(ゴールド会員)360円/月 |
米国株 | 対応 |
投資信託 | 対応 |
広告表示 | 無料版は画面下に広告あり、また広告を見ることで利用できる機能あり |
前の章で紹介したすべての機能が使用可能です。
配当キングの特徴
3つのアプリを相対的に比較した際の「配当キング」アプリの特徴は以下の通り。
配当キングの特徴
•銘柄詳細情報が充実しており、デザイン性も高いアプリ。ただし、ゴールド会員への誘導が多い印象。
「配当キング」のメリット・デメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
銘柄詳細情報が充実している デザイン性が高く、配当管理が楽しくなる 銘柄一覧を利回り順など項目順に並べられる | ゴールド会員への誘導が多い 円グラフ表示の日本株、米国株ごとの表示は無料版では広告動画を見る必要がある アプリの起動が遅い |
デザイン性が高い


デザイン性が高く、テンションが上がるアプリです。配当管理は楽しみながらやりたいのでやはり、デザイン性は大事でしょう。
銘柄詳細情報が充実している


また他の2つのアプリと比較して銘柄詳細情報が充実しております。
「1株配当」や「権利落ち日」まで表示されているのは「配当キング」だけです。
ゴールド会員への誘導が多い




デメリットとして無料版だと日本株、米国株ごとの円グラフ表示をするために動画を見る必要があるなどゴールド会員への誘導が多い印象がありました。
ゴールド会員になれば、4つのアプリの中で一番機能が充実しており、様々な分析が可能となるため、有料版を視野に入れている方にはおすすめです。
3. ハイトン


概要は以下の通り。
利用料 | 無料or有料(ゴールド会員)300円/月、3000円/年 |
米国株 | 対応 |
投資信託 | 対応 |
広告表示 | 無料版は銘柄一覧上に広告あり。 |
前の章で紹介したすべての機能が使用可能です。
ハイトンの特徴
3つのアプリを相対的に比較した際の「ハイトン」アプリの特徴は以下の通り。
ハイトンの特徴
•シンプルかつデザイン性も高いアプリ。使い勝手もよい。
配当管理と同じようにシンプルな構成となっており、さらにデザイン性も高いアプリです。
「ハイトン」のメリット・デメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
シンプルでありながらデザイン性も高い 銘柄追加が簡単! 銘柄一覧をあらゆる項目で順番に並び替えできる 銘柄一覧の絞り込み条件機能がある 広告が目立たない | 銘柄詳細情報が少ない 配当支払い月別の表示がない |
シンプルでありながらデザイン性も高い




シンプルな構成で設定以外画面の切り替えがありません。また上の画像の通り、デザイン性も高いです。個人的に銘柄一覧のリンゴなどのアイコンも可愛いので気に入っています。一番上のぶたを連打すると良いことがありますよ。
銘柄追加が簡単




他の2つのアプリより銘柄追加が非常に簡単です。例えば「NTT」を銘柄追加したい場合、左の画像のようにnといれるだけで予測候補がでます。日本電信電話をタップすると右の図のように銘柄追加と同時に保有株数と取得単価が入れられます。
他の2つのアプリは銘柄を追加した後、画面を戻って銘柄を探し、選択して保有株数と取得単価を入れる必要があるので面倒なのですが「ハイトン」なら簡単に銘柄追加が可能です。
銘柄一覧に並び替え機能と絞り込み機能がある




左の画像のように銘柄一覧をあらゆる項目で並べ替える事ができます。ここまでの機能があるのはハイトンだけでしょう。また絞り込み機能があり、条件にあった銘柄だけを表示することができます。絞り込み機能を使うと年間配当額も連動して計算されるのがすごいと思いました。
ハイトンのデメリットについて
デメリットとして銘柄詳細情報が他の2つのアプリと比べると少ないということ。詳細情報がほしい方は他の2つのアプリがおすすめです。
また有料会員のメリットは広告がなくなるのみ。逆に無料でも機能が充実しているといえるでしょう!
3つのアプリを徹底比較!(一覧表)
最後に3つのアプリの比較表を作成しました。完全な主観ですが使いやすさなどは★で表現してみました。
アプリ名 | 使いやすさ | 機能の充実度 | デザイン | ツリーマップ | 外国税額控除表示 | 銘柄一覧の並べ替え機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
配当管理 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | なし | あり | なし |
配当キング | ★★★☆☆ | 無料 ★★★☆☆ 有料★★★★★ | ★★★★★ | あり | なし | あり |
ハイトン | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | あり | なし | あり |
あなたが何を重視するかによっておすすめするアプリが変わります。
何を重視するか | おすすめのアプリ |
---|---|
シンプルで使いやすい構成 | 配当管理orハイトン |
デザイン重視 | 配当キングorハイトン |
機能の充実度 | 有料なら配当キング 無料なら配当管理orハイトン |
まとめ|あなたに合った配当管理アプリを選ぼう!


以上、配当金管理のおすすめアプリ3選の紹介でした。
高配当株投資をしている人にとって、配当管理アプリは強力なサポートツールになります。
ぜひ今回紹介した3つのアプリのいずれかを使ってみてください。配当金の計算や管理にとっても便利ですよ。
個人的には「ハイトン」がデザイン性もよく、使いやすいと感じました。特に、銘柄追加時に株数や取得単価を同時に入力できる点が便利で、操作の手間が減るのが魅力的でした。また広告もほとんど気にならないのも気に入っています。ハイトンについては3つの中で比較的新しく、知名度も低いですが、おすすめですよ。
特に「ハイトン」をおすすめしましたが、今回紹介した3つのアプリには、それぞれ特徴があるので、「何を重視するか?」を考えながら選ぶのがポイントです!
ぜひ、自分に合った配当金管理アプリを見つけて、高配当株投資を楽しみましょう!
最後に、「高配当株投資」に興味を持った方は日本高配当株投資に最適な「単元未満株」のサービスが充実しているSBI証券と楽天証券がおすすめです。
まだ新NISA口座を解説していない方、もしくは新NISA口座を他の証券会社から移管したいと思った方はどちらかの口座を開設することをおすすめします。ぜひご検討くださいね。
まだNISA口座を開設していない人にはSBI証券と楽天証券のどちらかが断然おすすめ!
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
口座開設数 | 1245万2千 | 1020万 |
NISA口座 | 476万 〜2024年3月 | 524万 〜2024年1月 |
取扱商品数 | 2575件※ | 2569件※ |
取引手数料 | 0円〜 | 0円〜 |
クレカ積立 | 0.5〜5.0% 三井住友カード | 0.5〜1.0% |
単元未満株 | 対応(S株) | 対応(かぶミニ) |
\ 取扱銘柄数No.1/ | \ NISA開設数No.1 / |
、楽天証券決算説明書(2024.2.9)https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20240209_01.pdf
※2024/6/29時点
コメント